
ある事象が発生したときに他の事象を誘発していく現象をモデル化する手法に自己励起型点過程Hawkes Process がある。Hawkes Process は、地震の発生パターン分析に利用されて以降、金融や犯罪発生パターン、近年ではBitcoin 取引データやソーシャルネットワークサービス(SNS)の分析に利用されている。本研究では、SNSでのタグの使用をイベントと捉え、イベント発生時系列の分析をHawkes Process を用いて行っている。例えば、時系列データを一定の間隔に区切り、スライドさせながらHawkes Process のパラメータの推定を行うことで、タグの使用に関して内的なフィードバックの推移を分析し、予測することが可能となる。
